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5月, 2011の投稿を表示しています

MQ-36OTLの修理

今日はラックスのOTLアンプをメンテナンス内部はコンデンサーと大型抵抗の乱立状態、さすが年月が経っているのでコンデンサー類は膨張気味なので殆ど交換、更に抵抗が破損状態、他の抵抗値も気になったので測定しながら交換。 部品の交換が大変でした。それでも、調整が終わってからの試聴は楽しい時間だ、OTLらしくすなおでカラー色のない素直な音で一瞬OTLアンプを製作してみようかなと思われる音がした。

バラックEL34でひげノイズ

ダイオード整流を行うと必ずひげノイズにぶつかるかもしれない、しかしこれを消す方法がある。ほとんどが整流器から発生するのが多いようだ。あとはゲインオーバーで出てくる雑音ハイミュウ真空管はだいたい悩むことになるが音が悪く成るほどNFに頼っては芳しくない。そこのせめぎ合いが製作する物に取っては楽しい部分、うまく計算があたると最高にうれしい。アンプ屋さんは特にトランスのせいや真空管のせいにして腕を磨かない傾向がある、でもだいたいのトランスは、国産品は素晴らしい特性を持っていてうまく料理すれば海外のヴィンテージトランスを凌ぐ音が出せるからうれしい限りです。 トランスを取り替えれば音が変わるからトランスが良くないととおっしゃる先生もおられますがそれもごもっともですが取り替えて変わる範囲ぐらいでしたら変わらないのと同じ程度。別のアンプに成った様な激変をするなら取り替えるのがいいがそんなには変われないはず。良い音の領域に入るには使うトランスにあった回路を構築すべきではないのかと思うこのごろです。

EL-34アンプの回路バラックテスト

今回はEL34の挑戦この辺のアンプはトランスのインダクタンスや高域のピークなどに影響を受け易いのでNFの決定が厄介ですがその難しさがアンプずくりを楽しくさせる。計算と実際の擦り合わせがスリリングに再生音の表情を変える。主役がNFという脇役に引き立もしたりつまらなくさせられるのは,ちょうど写真のトレミングにもにて楽しい作業だ。 高音が安定しないときは私の出番などと積分回路や微分回路が得意げに顔を出す。スタガー比ですと本家が躍り出るなどなど実に楽しい、EL34はだいたいが細身で澄んだ音色が得意の様ですが、それでもしっかり低音がなくてはいけないのが制作者を悩ます?

奇抜なアンプに翻弄されて

奇抜な回路が出てきているこのごろ研究熱心なのは良しとするがまともな音が出にくいのは確かな事、回路を動かすのに力を注いで音が出れば良しとしてしまいがち。その証拠にNFを使用したすばらしい特性のアンプが必ずしも良しとされないのは、そのアンプに適量のNFが施されて改善された部分と悪影響の部分の検証は好みの問題ななどと検証の対象外に置いてきぼり状態。更に,特性を欲張って積分補償のないアンプが多いのは由々しき問題。昔から簡潔で良いアンプというのがよいといわれていますが、これはなかなか難しい事で安物のパーツを並べても良くはならないし単に古い海外の部品を並べても良い音にはなるとは限らない。こんなに複雑に回路自体が前後で絡み合っている回路を仕上げるには大変な擦り合わせ作業を伴う(頭脳が軟弱な小生には)なるべく回路の擦り合わせの回数を増やすしかない。 今までは,シングルアンプがすばらしいと感じていましたが、プッシュアンプを再挑戦してみて、はじめてオーケストラだけでなくいろんなジャンルにおいてシングルからえられない感覚を再現してくれるアンプだと初めて感じました、一部のヴィンテージアンプだけがそれを表現してくれる物と勘違いしていました。国産のトランスメーカーのトランスを適切に使用すればすばらしいアンプに仕上がることを知りました。 5万以下でも製作できるなどというレベルはとんでもなく真空管アンプの世界を腐らせてしまう様に感じ得ません。アンプは電圧増幅部からパワー段まですべてが緻密に絡み合っています。それを支えている 電源もまた同じ大きすぎても小さすぎてもいけないし。使用された半田成分で微妙に音色が変化するし、じつに千変万化で、アンプを使用する側から見ればこれほど楽しい遊びは他にない。と感じています。また,NF使用のアンプはむやみに真空管を取り替えるの許されない(同等管以外に)webなどではX7とU7を取り替えて大丈夫などとの怪しい記述を見受けられますがこれは間違いでしてはいけないことですがこんな記述が一人歩きするのもwebの無責任さかもしれません。