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位相の話

 マイクロホンは多くはコンデンサーかダイナミックが主でしょう。コンデンサーにしても位相が関係し、ダイナミックにしても当然遅れや進みが起こります。記録信号としても低音部が遅れて動き出します、またスピーカー^にしても同様なのです。機械的遅れが電気的遅れとして記録されている訳です。この遅れを放置して電気的に再生した場合、広帯域アンプで低域特性の優れたアンプは、低音部における位相の進みは起きません。ですからこの信号をスピーカーに送れば、スピーカーでも、機械的に遅れが発生しますのでさらに遅れが増加してしまいます。そこに焦点を合わせると、真空管アンプは低域特性がそんなに低いところまではいきませんので、進み位相に電気的になってきますので、遅れが補正されるようになって音波が空気中の音波に近くなる利点があります。気配感は基音低音部のメイン信号に高音が載っているのが音楽の振幅信号ですので、この基音のスタート点と高音部のスタート点の位置がずれると、立ち上がりが遅いと感じるようです、スルーレートと認識してきたこと自体疑問になってきます。

これらから逃れる方法は、低域特性を切り詰め、さらに高域特性を30Kz付近でカットすることにより、200〜300付近の信号の明瞭度不思議と増します。私たちは、広帯域にしてバラ色になると思いましたがそれは、機械的に無理を生じてきますことになってしまいました。

 

コメント

  1. 真空管アンプを知り尽くした方の専門的なスキルの素晴らしいお話しです。

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