この回路に使用してある、出力トランスは、初めからV3の真空管とV4の真空管との負荷になるコイルが、全く同じとの仮定に成り立っていることをみ落としてはいけません。構造上、多くのトランスにはわずかの違いがあります。この違いは、+Bに不要な信号を送り込むことになり、ここに発生する信号を濁すことになることは明らかです。(ここでの話は定在波の発生です)ここで+BラインにLを加えることにしましょう。どう回路の動きが変わるのでしょうか?ここに数ミリヘンリーのLによりトランスのバランスが中和される方向に動き出します。これで信号を濁す原因がわずかですが取り除けます、まだ問題が残っています。真空管の特性のばらつきです、これは信号の大きさが変わりこれもまた濁りの原因です。この回路図のようにバイアス抵抗を2個使う方法と、カソードを結んで、一個の抵抗にした時では動作に違いがあらわれます。直流的にV3,V4の特性をバランスする方向に変化することは、作動回路を知る人なら容易に想像できます。このわずかなところの注意で、信号に付随しそうな濁りを軽減できることは明らかです。
へそ曲がりの回路斜め読みでした。
この回路のようにカソード抵抗を2個使用しますと音はスピーカーより離れやすく変化します、一個の時はそれぞれの真空管と抵抗器が差動動作回路を作るため。帰還がかかった状態になります。ひずみも改善されます。
へそ曲がりの回路斜め読みでした。
この回路のようにカソード抵抗を2個使用しますと音はスピーカーより離れやすく変化します、一個の時はそれぞれの真空管と抵抗器が差動動作回路を作るため。帰還がかかった状態になります。ひずみも改善されます。
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